「どれもこれも今の僕にはどうしようもないことですから、
そういうことにへこんでいたって、しょうがないでしょう」
(星野桂『D-Gray.man』から アレン・ウォーカーの台詞)
理不尽なことはたくさんある。
って言うか、人生の99%は理不尽で構成されていて、
自分が何とかできることって1%もないんじゃない?
で、諦める? 諦めるの、私?
そうじゃなくて、自分じゃどうしようもないことに気をとられて、
悲しんで凹んで、ストレスをいっぱい溜め込んでいる内に、
どうにかできる1%まで見えないふりをしていない?
出来る事はやろう。私に出来る事。
たった1%でも、沢山あるはずだから。
その1%が理不尽な99%を凌駕してしまうくらい、
すごいパワーも持つことだってあるかもしれないから。
そういうことにへこんでいたって、しょうがないでしょう」
(星野桂『D-Gray.man』から アレン・ウォーカーの台詞)
理不尽なことはたくさんある。
って言うか、人生の99%は理不尽で構成されていて、
自分が何とかできることって1%もないんじゃない?
で、諦める? 諦めるの、私?
そうじゃなくて、自分じゃどうしようもないことに気をとられて、
悲しんで凹んで、ストレスをいっぱい溜め込んでいる内に、
どうにかできる1%まで見えないふりをしていない?
出来る事はやろう。私に出来る事。
たった1%でも、沢山あるはずだから。
その1%が理不尽な99%を凌駕してしまうくらい、
すごいパワーも持つことだってあるかもしれないから。
ものすごく落ち込んで、自己嫌悪を通り越して自己憎悪。
度重なると、どうにもならなくなる。
わかっていたけれど、自分は勤めに向いていない。
人を思いやらないし、嫌われ易い。才能も能力も持っていない。
つまるところ、この世界の駄目な人間。
極端な話だけれど、このままじゃ憎悪では済まない。
もっと苦しくなって、私を殺したくなる。
今までも、何回もそんなことがあった。
心さえなければ、って思っていた。感情を抑えれば何とかなるって。
結局、どうにもならなかった。
殺さなければならなかったのは、この性格やら外見やら全部。
生きるって難しい。
でも、死にたくない。生まれ変わりたい。
その努力をしてる? してない…方法がわからないの。
『卵の殻を破らねば 雛鳥は生まれずに死んでいく
我らは雛だ 世界は卵だ
世界の殻を破らねば 我らは生まれずに死んでいく
世界の殻を破壊せよ 世界を革命するために』
(少女革命ウテナから 生徒会メンバーの台詞)
私は生まれずに死んでいく雛なのかもしれない。
自分に革命を起こせない者には、この世界で生きる権利がないのかも。
それでも無理に生きるためには、巣の隅にへばりつき、じっと息を潜めるか、
世界そのものを壊すしかないのかな。
ずっと壊したかった。自分が間違っているのに、世界に責任転嫁していた。
でも、壊せる力もないし、壊したら悲しむ人がいる。
だから、辛うじて壊せない。
どうしたら良い? 答えなんてない。
巣か、破壊か、第三の選択か――それが存在するのだろうか。
今言えるのは一つだけ。私はこの世界に向いていないってコト。
そして、どの世界においても、それは同じということ。
度重なると、どうにもならなくなる。
わかっていたけれど、自分は勤めに向いていない。
人を思いやらないし、嫌われ易い。才能も能力も持っていない。
つまるところ、この世界の駄目な人間。
極端な話だけれど、このままじゃ憎悪では済まない。
もっと苦しくなって、私を殺したくなる。
今までも、何回もそんなことがあった。
心さえなければ、って思っていた。感情を抑えれば何とかなるって。
結局、どうにもならなかった。
殺さなければならなかったのは、この性格やら外見やら全部。
生きるって難しい。
でも、死にたくない。生まれ変わりたい。
その努力をしてる? してない…方法がわからないの。
『卵の殻を破らねば 雛鳥は生まれずに死んでいく
我らは雛だ 世界は卵だ
世界の殻を破らねば 我らは生まれずに死んでいく
世界の殻を破壊せよ 世界を革命するために』
(少女革命ウテナから 生徒会メンバーの台詞)
私は生まれずに死んでいく雛なのかもしれない。
自分に革命を起こせない者には、この世界で生きる権利がないのかも。
それでも無理に生きるためには、巣の隅にへばりつき、じっと息を潜めるか、
世界そのものを壊すしかないのかな。
ずっと壊したかった。自分が間違っているのに、世界に責任転嫁していた。
でも、壊せる力もないし、壊したら悲しむ人がいる。
だから、辛うじて壊せない。
どうしたら良い? 答えなんてない。
巣か、破壊か、第三の選択か――それが存在するのだろうか。
今言えるのは一つだけ。私はこの世界に向いていないってコト。
そして、どの世界においても、それは同じということ。
「(ダンスの)相手は自分で決める」
(美少女戦士セーラームーンS セーラーウラヌスのセリフ)
どういう経緯で出てきたセリフなのかはうろ覚えなのだが、とても印象に残っている。
確か、敵さんが「踊りましょー」みたいな感じで攻めて来て、
それを一蹴する直前の決め台詞だった気がする。
自立、っていう感じ。
当時の私にとって、ウラヌスは有り得ない格好良さだった。
両性の魅力を併せ持った彼女は、輝いていた。
周りに流されて自分らしさを棄てるなんて、彼女には有り得ない。
私は今までに、たくさんの自分らしさを棄ててきた。
だから、昔は憧れていたウラヌスが、
今となっては羨ましく、少し妬ましい。
取り戻せないものが多過ぎて、でも他人から見れば大したことがないもので。
それでも、あの時棄てていなかったら、今輝くことができているのかなと思ってしまう。
かなり過去への責任転嫁。
自分で決めなければならないね。ダンスの相手くらいは。
(美少女戦士セーラームーンS セーラーウラヌスのセリフ)
どういう経緯で出てきたセリフなのかはうろ覚えなのだが、とても印象に残っている。
確か、敵さんが「踊りましょー」みたいな感じで攻めて来て、
それを一蹴する直前の決め台詞だった気がする。
自立、っていう感じ。
当時の私にとって、ウラヌスは有り得ない格好良さだった。
両性の魅力を併せ持った彼女は、輝いていた。
周りに流されて自分らしさを棄てるなんて、彼女には有り得ない。
私は今までに、たくさんの自分らしさを棄ててきた。
だから、昔は憧れていたウラヌスが、
今となっては羨ましく、少し妬ましい。
取り戻せないものが多過ぎて、でも他人から見れば大したことがないもので。
それでも、あの時棄てていなかったら、今輝くことができているのかなと思ってしまう。
かなり過去への責任転嫁。
自分で決めなければならないね。ダンスの相手くらいは。
「実を結ぶために 花は散るのよ」
(少女革命ウテナ 千唾時子のセリフ)
『ウテナ』を彩る薔薇は、決して実を結ばない。
決闘者の胸に飾られて、花弁を散らし果てる存在だ。
薔薇の運命は、決闘世界に囚われたデュエリスト達の生き様そのものでもある。
デュエリストである自分から、自らの意志で抜け出した時に初めて
薔薇は真実の意味で実を結んだのだと思う。
いや、散り去ったのだから、もう必要なくなったと言うべきだろうか。
時子はデュエリストではない。
閉ざされた世界である学園に昔存在した大人であり、
時の経過を拒む「世界の果て」とは両極端の位置にある。
彼女の生き方が正しいのだ。
目先の美しさにばかり気をとられて、
花の盛りを過ぎただけの人間を、用済みとばかりに世界から排除する。
それが閉じた世界の有り方。
大切なのは花ではなく、末代へと続く実なのだとすれば、
今の世界システムは本末転倒。
(少女革命ウテナ 千唾時子のセリフ)
『ウテナ』を彩る薔薇は、決して実を結ばない。
決闘者の胸に飾られて、花弁を散らし果てる存在だ。
薔薇の運命は、決闘世界に囚われたデュエリスト達の生き様そのものでもある。
デュエリストである自分から、自らの意志で抜け出した時に初めて
薔薇は真実の意味で実を結んだのだと思う。
いや、散り去ったのだから、もう必要なくなったと言うべきだろうか。
時子はデュエリストではない。
閉ざされた世界である学園に昔存在した大人であり、
時の経過を拒む「世界の果て」とは両極端の位置にある。
彼女の生き方が正しいのだ。
目先の美しさにばかり気をとられて、
花の盛りを過ぎただけの人間を、用済みとばかりに世界から排除する。
それが閉じた世界の有り方。
大切なのは花ではなく、末代へと続く実なのだとすれば、
今の世界システムは本末転倒。
「戦って戦って、それで一体何になるっていうのよ」
(デジモンアドベンチャー 立川ミミのセリフ)
今戦争している全ての人に問いかけたいセリフだ。
"~という理由で、戦わなくてはならないのだ!"と言える人が、一体何人いるだろうか。
戦うということは、何かを踏み台にして対価を手に入れるという事だ。
そして、戦いを理由に犠牲を出せば、それは言い訳のできない罪であり、
その犠牲の分まで立派に生きなければならない。
守りたいから戦う。これが一番正当な理由だと思う。
何しても良いわけではないけれど、
戦わなければ失われるものがあるのなら、致し方ない時もある。
職業軍人という人達がいる。
私も自分の小説の中に、そういう人達を多く登場させる。
できる限り人情味に溢れた、人間らしい人間に書こうとしているが、それでも無理が出て来る。
生活の糧や精神の糧を稼ぐのは、何も人殺しじゃなくたっていいのに、
何故戦争によって生きようとするのだろう。
私には理解できない。
でも、資源も産業もない国に生まれたら、
戦って人を殺してしか生きられないとしたら、私は殺すだろうか。
殺すかもしれない。殺せないかもしれない。
殺すくらいなら殺された方がいいなんて、私は思わない。
でも、果たして私は永劫の罪を負って生きることに耐えられるだろうか。
(デジモンアドベンチャー 立川ミミのセリフ)
今戦争している全ての人に問いかけたいセリフだ。
"~という理由で、戦わなくてはならないのだ!"と言える人が、一体何人いるだろうか。
戦うということは、何かを踏み台にして対価を手に入れるという事だ。
そして、戦いを理由に犠牲を出せば、それは言い訳のできない罪であり、
その犠牲の分まで立派に生きなければならない。
守りたいから戦う。これが一番正当な理由だと思う。
何しても良いわけではないけれど、
戦わなければ失われるものがあるのなら、致し方ない時もある。
職業軍人という人達がいる。
私も自分の小説の中に、そういう人達を多く登場させる。
できる限り人情味に溢れた、人間らしい人間に書こうとしているが、それでも無理が出て来る。
生活の糧や精神の糧を稼ぐのは、何も人殺しじゃなくたっていいのに、
何故戦争によって生きようとするのだろう。
私には理解できない。
でも、資源も産業もない国に生まれたら、
戦って人を殺してしか生きられないとしたら、私は殺すだろうか。
殺すかもしれない。殺せないかもしれない。
殺すくらいなら殺された方がいいなんて、私は思わない。
でも、果たして私は永劫の罪を負って生きることに耐えられるだろうか。
強い奴と戦うことで、自分が更に強くなる。
バトル・ストーリーの常套手段だ。
そういう彼らは、バトルマニアとか戦闘狂と呼ばれる。
だが、それは時に虚しい行為になる。
戦いで得るものなどほとんどない時や、
他の全てを犠牲にしてまで戦う必要がない時だってある。
「それと、もう戦うのやめようぜ。
お前、強いもん」
(機動新世紀ガンダムX ガロード・ランのセリフ)
強いから戦うのではない。
弱いから戦わないのでもない。
ただ、彼は守りたいものを守ることを優先するために、戦いを避けようとした。
単なる逃げの姿勢だと評価されかねないセリフだが、そうではない。
格好つけた馬鹿げた行為に走らずに、現実を見て冷静に判断を下した。
誰もができることではない。
素直に目を開いて考えよう。
何が一番大切で、どうすればそれを守り抜けるのか。
大切なのは一時的な格好付けではなく、未来のために先を見通した判断。
初投稿時 2005/7/15
バトル・ストーリーの常套手段だ。
そういう彼らは、バトルマニアとか戦闘狂と呼ばれる。
だが、それは時に虚しい行為になる。
戦いで得るものなどほとんどない時や、
他の全てを犠牲にしてまで戦う必要がない時だってある。
「それと、もう戦うのやめようぜ。
お前、強いもん」
(機動新世紀ガンダムX ガロード・ランのセリフ)
強いから戦うのではない。
弱いから戦わないのでもない。
ただ、彼は守りたいものを守ることを優先するために、戦いを避けようとした。
単なる逃げの姿勢だと評価されかねないセリフだが、そうではない。
格好つけた馬鹿げた行為に走らずに、現実を見て冷静に判断を下した。
誰もができることではない。
素直に目を開いて考えよう。
何が一番大切で、どうすればそれを守り抜けるのか。
大切なのは一時的な格好付けではなく、未来のために先を見通した判断。
初投稿時 2005/7/15
「人殺しの気持ちなんて わかりたかねぇんだよ」
(『名探偵コナン』 毛利小五郎のセリフ)
正確に合っているのかどうか、かなり自信がないのだが、
内容は上記で間違いなかったと思う。
私は探偵という存在があまり好きではない。
人の行為の裏を暴いて、何が楽しいんだか、と思う。
(だから?デスノートはキラ派だ)
でも、このおっちゃんの言葉は大切。
言い訳しがちな毎日だけど、
結局大事なのは、実際にやった行為そのものと結果なんだ。
私の話に還元すると次元が低くなってしまうが…
殺人者の理由。
わかりたくないし、わかるべきは被害者の無念。
罪を憎んで人を憎まず、が探偵常套手段なんだろうけれど、
動機へ至る気持ちは言い訳にすらならない。
正直複雑だけれど、それが社会で生きる者の義務なんだろうと思う。
初投稿時 2005/5/29
(『名探偵コナン』 毛利小五郎のセリフ)
正確に合っているのかどうか、かなり自信がないのだが、
内容は上記で間違いなかったと思う。
私は探偵という存在があまり好きではない。
人の行為の裏を暴いて、何が楽しいんだか、と思う。
(だから?デスノートはキラ派だ)
でも、このおっちゃんの言葉は大切。
言い訳しがちな毎日だけど、
結局大事なのは、実際にやった行為そのものと結果なんだ。
私の話に還元すると次元が低くなってしまうが…
殺人者の理由。
わかりたくないし、わかるべきは被害者の無念。
罪を憎んで人を憎まず、が探偵常套手段なんだろうけれど、
動機へ至る気持ちは言い訳にすらならない。
正直複雑だけれど、それが社会で生きる者の義務なんだろうと思う。
初投稿時 2005/5/29
「今度は僕達の手でマシンを創ってみませんか。
できますよ。彼らにできたんですから」
(爆走兄弟Let's & Go 沖田カイのセリフ)
傲慢、と取られかねない言葉。
でも、私は思う。
カイは敢えてこのセリフを口にしたのだと。
彼はレースに負けた。ゴールすらできなかった。
ゴールへの過程でいち早く自らの過ちに気づいたカイは、
ゲンの攻撃からリョウを守り、自分のマシンを破壊されることを選んだ。
かつてリョウのマシンを壊した、その償いだったのかもしれない。
カイがゲンに向かって言ったからこそ、このセリフは生きてくる。
カイはゲンから償いが欲しいわけではない。
彼はリョウ達が特別だから、自分達と違う道を歩んで来たとは思っていない。
自分もゲンも、そしてレイも、正しいゴールへとたどり着けることを、
確信しているのだ。
だから、もう一度やり直そうと言った。
自分で道を選んで、自分でゴールを見つけることができると信じて。
後にカイは言う。
「やはり、僕は彼らには勝てなかった」
ニヒルに笑って、舞台を去ろうとしたカイに、
「もう一度走らせて」
と、ジュリアナは膝を折った。
彼女は気づいたはずだ、カイが背負っている罪の重みに。
それすらを凌駕する、彼の真っ直ぐな信念に。
だから、彼は舞台に残り続けた。ゴールを目指すために。
特別でない自分が、ジュリアナ達が、完全なる勝利を手にするために。
初投稿時 2005/10/14
できますよ。彼らにできたんですから」
(爆走兄弟Let's & Go 沖田カイのセリフ)
傲慢、と取られかねない言葉。
でも、私は思う。
カイは敢えてこのセリフを口にしたのだと。
彼はレースに負けた。ゴールすらできなかった。
ゴールへの過程でいち早く自らの過ちに気づいたカイは、
ゲンの攻撃からリョウを守り、自分のマシンを破壊されることを選んだ。
かつてリョウのマシンを壊した、その償いだったのかもしれない。
カイがゲンに向かって言ったからこそ、このセリフは生きてくる。
カイはゲンから償いが欲しいわけではない。
彼はリョウ達が特別だから、自分達と違う道を歩んで来たとは思っていない。
自分もゲンも、そしてレイも、正しいゴールへとたどり着けることを、
確信しているのだ。
だから、もう一度やり直そうと言った。
自分で道を選んで、自分でゴールを見つけることができると信じて。
後にカイは言う。
「やはり、僕は彼らには勝てなかった」
ニヒルに笑って、舞台を去ろうとしたカイに、
「もう一度走らせて」
と、ジュリアナは膝を折った。
彼女は気づいたはずだ、カイが背負っている罪の重みに。
それすらを凌駕する、彼の真っ直ぐな信念に。
だから、彼は舞台に残り続けた。ゴールを目指すために。
特別でない自分が、ジュリアナ達が、完全なる勝利を手にするために。
初投稿時 2005/10/14