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好きな言葉達。 引用掲載に当たって、改行などの多少の編集を加えています。
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自分は未熟者。
そう認められることが、成長できる第一歩なのかもしれない。

「ラインハルトさま、挫折なさったわけではなく、ご経験を積まれたのです。
 ラインハルトさまに足りないのはご経験だけ、
 それをひとつお増やしになったのですから、けっこうなことではありませんか」
(田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光』からキルヒアイスの台詞)

私はラインハルトのように若くない。
でも、彼のように天才ではない。
才覚でまかなえないものは、小さなことでも愚直に
経験を積んで自分の糧にしていくしかないのだ。

キルヒアイスのような常の助言者は私には居ないからこそ、
この言葉を忘れないでおこう。

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「ヤン・ウェンリーは思うのだ。
人生は無限ではないし、いつ意に反して中断させられるかもしれない。
嫌いなものを無理に飲食する余裕などあろうはずがないのだ。」
(田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 星を砕く者』から)

実に良い考え方だと思う。
人生はとても短いし、いつ何のきっかけで終わってしまうかわからない。
美味しくないものは無理に食べなくたって良い。
嫌な人とは無理に付き合わなくたって良い。

実際にはそう簡単には行かないわけだけど、自分の人生だもの。
良いもので彩りたいよね。

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「どうして僕はかなしいのだろう。
僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。
あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。
あれはほんとうにしずかでつめたい。
僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。」

(宮沢賢治『銀河鉄道の夜』から ジョバンニの独白)

他者より少しでも優位に立つと、蔑んだり馬鹿にしたり。
他人がやっていても嫌なのに、自分がやってしまうと気分は最悪。
後悔するってわかっていて、どうしてとっさの言動を制御できないのだろう。

冷静になろうと気持ちを静めるのではなくて、
心持ちを鎮めるって、素敵な考え方かもしれない。
感情を抑えられなくても、考え方一つで言動はきっと変えられる。
私もやってみよう。
心の銀河のずっと遠くに青い火を浮かべて、自分を鎮めてみよう。

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「何にも食べてないから血糖値が下がってるんや。
血糖値が下がるとなァ、人間のテンションも下がる。
心身ともに覇気が失くなる。
先のことを心配するのは、飯を食ってからにする。
飯を食うまでは、先のことはいっさい頭の中から消し去る。
これは人生の極意のひとつや」

(宮本輝『にぎやかな天地』から桐原耕太の言葉)

食べるって大事。エネルギーを作り出す手段だもの。
食べすぎはダメだが、食べないで落ち込むのはもっといけない。

生きる基本です。
元気がなくなったり、鬱々とした気分になったら、
まずは食べよう。美味しい物を食べよう。
それから明日のことを考えるとしよう。

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目先の利益に囚われるのは、遊びならともかく、
人生には良くない。
すぐに見える結果に一喜一憂して疲れるだけ。

賢い人は先の先のことまで考える。

「好餌はこちらから投げ与えねば、意味がない。
われらが飼い慣らすためには、あくまでこちらが
押し上げてやるということにせねばならぬのだ」

(梓澤要『橘三千代』から藤原房前の言葉)

一時的な感情や思い付き、目先の利益で
突発的な対応をするのではなく、
先々をより良く、あるいは有利に運ぶ方向へと
向かって行きたい。

って、それはとんでもなく難しいんだけどなあ。
房前の冷静さが私にも欲しい。

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「驕りに堕するか自負にするかは、自分次第だ。 
自負のない人間はそれ以上にはならん。」

 (梓澤要『百枚の定家』から今村館長の言葉)

自分を高められるのは、間に他人を介在したとしても、結局自分なんだ。
自信を驕りにするか、自負にするかは自分次第。

ちょっと他人より良い結果を出せたからって、鼻にかけるのは止めよう。
驕らないように控えめにばかりしていて、自分を貶めるのは止めよう。

他人は他人でしかない。
自負を持て。自分のために。

それにしても、今村館長のような上司が居てくれたらいいのになあ。

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「私、やりたいことは全部トライする主義なの」
(梨木香歩『西の魔女が死んだ』から あやさんの台詞)

あっちをとったら、こっちを捨てる。
こっちに決めたから、あっちを諦める。
そうやって取捨選択性にすることで、
本当に自分が欲しいものを誤魔化してしまった気がする。

仕事、生活、自分、趣味、家庭、友達、etc
これからもきっと、たくさんの岐路に立つだろう。
でも、欲張って幾つも選んだって良いんだよね。
ムチャかもしれないけど、それでダメなら仕方ない。
私の力が足りないからだなって納得して諦められる。
最初から諦めて未練たらたらなのは、良くないね。

わがままでもいい。欲しいものを手にしよう。

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「誰がどう言おうと、スミレを愛してた奴らの心の中で
 あいつの姿はいつまでも変わることはないぜよ」
「人の噂は、七十五日だ」
「だけどよぉ」
「だけど、好きは、永遠なのサ」
(桜庭一樹『製鉄天使』から 赤緑豆小豆の台詞)

友情も愛情も、何かの節目で消えてしまうものだと思っていた。
永遠なんて信じたことがない。
何か一つのきっかけで、すべて駄目になってしまう気がしたから、
本気で他人を好きになるのが面倒臭かった。

でも、好きなら好きでいいんだ。
今が嫌いでも、過去まで嫌いになるなんておかしい。
だから、好きは永遠なんだ。きっと。


 

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「この世界には、美しいものばかりではなくて、醜いものもたくさんありますね。

 でもわたし、たまには無理して信じてみるのもいいかな、と思う時があるんです。
 美しいものばかりで満ちている世界が、どこかに存在してるって」

「あなたが声をかけたから、その人は、出してはいけない手紙を出さずに済んだのかも。
 そうやって、美しいものが少しずつでも、醜いものを打ち消していく。
 そんな奇跡が、どこかで毎日起こっている。
 そんな風に想像すると、なんだか少し、気持ちが明るくなりません?」
(柴田よしき『気の弱い脅迫者』から 女将の台詞)

私も美しいものが好き。
美しいもの、善良な心、優しさだけで世界が満たされていたら、どんなにいいかと思ってしまう。

現実はそのまったく逆で、世界は醜いものだらけ。
醜いものにしか触れられなくて、泣いてしまう日もある。

それでも、だからこそ、美しいもののパワーを信じたい。
小さな美しいものが、世界を明るく素敵にしていくんだって。
だから、私も美しい心を持ち続けようって、思い続けられる。


 

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「どれほど運命に踏みにじられても、
 与えられたものの中から満足を見つけ出す強さがあれば、
 幸せを味わえるのだ。」

(藤本ひとみ『王妃マリー・アントワネットの首』から)

「夢を自分で切り開け」
そう掛け声をかけるのは簡単で、その掛け声に躍らされて、
自分の居場所がなくなっている人がいっぱいいる。
心で膨張した夢のせいで現実が見えなくて、何も出来ない。

生まれながらに決まってしまっていることは、確かに存在する。
覆すことができないものだって沢山ある。

だから、自分の幸せのことを真剣に考えよう。
すべてを自分で勝ち取るのではなく、どうしても譲れないものだけを選んで、
あとは運命ってやつに身を委ねてしまえばいい。
力も気力も有限。大事なところだけに使えばいい。

 

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