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好きな言葉達。 引用掲載に当たって、改行などの多少の編集を加えています。
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自然破壊を食い止めようとか、温暖化を防止しようとか、
いろんなことが口々に言われている。
化学や科学、物理やらナンやら、いろんな力を結集して、
地球という環境を守ろうとしている。

でも、自然とは「守る」ものなのだろうか。
私達は自然に守られてしか生きていけないのに、
自然を守ろうなんて、おこがましい考えなのではないのだろうか。

「魚でも木でも鳥でも、みんなそれぞれ生活しているだろ。
 その生活にふれていると、人間の生活もまちがわないですむ。
 それにふれないでいるとな、まちがったことをしても気がつかなくなっていく。」

(福永令三『クレヨン王国 春の小川』から 木村先生の言葉)

私達は同じ命。この地球に共生している。
だから、お互いに迷惑をかけてはいけない。
人間はこれまでたくさん迷惑をかけてきたから、
その償いをしていかなければならないはず。
だから「守る」なんて、分不相応な思い上がりだ。

自然に触れて、自然を感じて、自然と共に生きる。
それだけが、人間が間違わずに生きて行く術なのだと思う。

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『君の姿は僕に似ている
 同じ世界を見ている君がいることで
 最後に心なくすこともなく 僕を好きでいられる
 僕は君に生かされている』

(See-Saw『君は僕に似ている』の歌詞から)

独りで生きることは難しい。
でも、他人と生きることも難しい。
どっちつかずでバランスをとってしか、生きることはできない世界。

そんな世界だからこそ、
少しでもわかり合える人がいることは幸せ。
共通項で繋がれる人と逢えることは幸せ。
小さな小さな幸福を積み重ねて、私達は生きている。
小さな小さな幸福に、私達は生かされている。

生きることは難しい。
生きることは疲れてしまう。
それでも生きることは幸せの積み重ねで、
積み重ねた幸せの重みそのものだとも思う。

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子供の心を失うということは利益であり、不利益だと思う。

いつまでも子供の心のままでは
この世界の異端者で、孤独。
世の中を上手く渡り歩くことができない。

でも一度失ってしまったら、二度と戻らない。
つまらない社会的優等生として生きるだけ。
そんなの、嫌だ。
そんなの、生きている意味が無い。

「Sign of the Innocence
 空を過ぎる隕石みたいに孤独な
 君の夢は成功ではなくて 少年でいること
 Sign of the Innocence
 夏の果てへ あの日君が投げたフリスビー
 どんな人に君がなっても あの青空を飛び続けてる」

(TRF『Sign of the Innocence』の歌詞から)

忘れたくない。
何を夢見ていたのか、どんな気持ちだったのか。
忘れなければ大人になれないのなら、なれなくたっていい。
強がりだってわかっている。
でも子供の心だけは失いたくない。

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「知ってる? 最初は弱かった奴のほうが、ずっと強くなれるんだ」
「弱い人間にしか得られない、強さっていうのはあるんだよ」

(榎田尤利『交渉人は黙らない』から 芽吹章の台詞)

 強くなるって大変なことだ。
 強くなろうと努力しても、報われないことが沢山ある。
 それで、もっと努力しようするのがプラスの気持ち。
 でも、「結局、私ってダメ」と諦めてしまうのがマイナス。
 普通は、簡単に易きに流れてしまう。
 マイナスの心を認めてしまう。

 強くなれるって信じる気持ちが大事。
 絶対強くなるって、諦めない気持ちが大事。
 永遠に弱いままじゃ、本当の意味では生きていけないから。

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無償の愛って、気取った言い方だと思う。
本当に無償な愛なんて、この世には存在しない。
誰もが見返りと自己満足を求めて愛し合う。
そんな冷たい考えは私だけのものじゃない。
皆、見返りと自己満足のために愛を求めているからこそ、
無償の愛に憧れる。

無償の愛は自己犠牲。ある意味で自己満足。
そんな愛が蔓延しているところが、
この世界の唯一優しいところだと思う。
本当に無償の愛ばかりだったら、私は窒息してしまうもの。

『ごまかさないで
 あなたに落ちる冷たい雨を嗅ぎ分けて
 両手を空に翳しているから
 あなたに咲く菩提樹

 もう迷わないで
 あなたに刺さる鋭い棘を抜き取って
 その傷口を抱いていてあげる
 あなたが笑う日まで』

(天野月子『菩提樹』の歌詞から)

自己満足でもいい。
愛することができるっていうのも、一つの価値。
見返りよりも自己満足が大事。
たとえ自分を犠牲にしてでも守りたいものがある。
それがきっと愛なんだろうな。

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「お前は完結してるんだ」
「それがお前の最大の武器でもあり、最大の欠点でもある」
「それでお前は俺から何を受け取ってくれた?
 俺はお前に、何か返してやることができたか?」

(柴田よしき著『聖なる黒夜』から 及川のセリフ)

友情も愛情も、一人では成り立たない。
相手が居て、その人との意思疎通が合って初めて、
その間に友情や愛情が生まれる。
他の感情、例えば憧れや憎しみとは違う。

友達だと思っていた人に裏切られるって、つらいことだった。
今はわかる。その人達は元々友達なんかじゃなかった。
お互い、都合のいいように利用していただけ。
本当の友達なら、ずっとずっと愛していられる。
嫌われても、嫌いになっても、決して忘れない。
完結していた私。
受け取る一方だったり、捧げる一方だったり、
そんな閉じた状態で続けた人間関係。
いつか忘れていく、価値のない関係。

駄目だよ。大切な人には"私"を渡さなくては。
閉じた"私"では駄目なんだよ。

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私は卒業研究で『児童を被害者とする性犯罪』を扱った。
その時、数人の被害者が調査に協力してくれた。
ただの学生でしかなかった私に、多くのことを語ってくれた。
傷を受けて、その傷を抱えたまま、
人知れず苦しみながら、今日という日を生き抜いている。
その内の一人が、私に教えてくれた。

「好きになるって本当に難しいです。
 私みたいに全部信じられなくなっちゃうと、
 もう一回がんばって愛してみようっていうことに
 人の何倍も努力しなければいけないんです。」


確かに他人を好きになることは難しい。
普通の恋愛でも、努力が必要。
でも、人知れず何倍もの努力を重ねている人達がいる。

他人を信じるって、最も怖いこと。
いつ傷つけられるか、いつ裏切られるか、ずっと恐れている。
それでも、人を愛そうとする強さ。
精神を賭けてでも愛情を抱こうとしている。
それは正しく、命を賭けた愛情と言えるだろう。

そんな愛を感じたいと思う。抱きたいと思う。
今までの幼稚で子供騙しな恋を捨てて。

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「何事もなく一日が過ぎ去っていったあの頃は
 苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ
 何も疑わずにレールを 何も違わずにレールを
 ただ素直に進んで行く娘達が ぬるく見えた
 
 あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの
 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景」

(中島みゆき 『線路の外の風景』から)

自分は変わっている。人とは違う。
それは生活環境の賜物だったけれど、私の誇りでもあった。
大人の言いなりになって、大人の掌で成長させられる同級生が、
子供に見えた。嘲笑っていた。

私は抵抗できる。私は引かれたレールなんて踏まない。
外れて外れて、自分一人で遠くへ行ってやる。
それが私の夢だった。自分のことは自分で決めたかった。

でも、今は完全に線路の外で、
過ぎ去って行く電車を呆然と見つめている。
窓から手を振るのは、かつて嘲笑った子供達だろうか。
歩いてしか駅を見つけられない私に、一体何ができるの?

それでも、心のどこかでは後悔していない。
自分で線路を引くために、努力したいと思う私がいる。

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『歩くなら ここでいいよ
 寂しさも時々は やり切れないけど
 傷つけてしまうことも
 傷ついてさらけ出すこともないから

 凍りついている 海の裏側で
 いつか見た 現実と夢が交差する

 閉じ込めてしまえ 誰にも伝わらないなら
 それで楽になれるなら
 この世界は 果てなく閉ざされた闇
 このまま ただ瞳を閉じていよう』

(有坂美香 『dis-』の歌詞から)

ただの逃げ、と思われるかもしれない。
生きていく以上、社会から目を背けるのは自殺行為。
でも、目を閉じなければ生きられないとしたら…?

心を閉ざしてしまえば、きっと楽になれる。
凍った心は朽ち果てて、いつかは身体を蝕むだろう。
でも、毎日苦しい思いをしてぶつかり合って、
心を壊していくのと、どっちがマシ?
究極の選択だね。

人にわかるのも、わかってもらうのも難しい。
土台、無理な話だとも思う。所詮は他人。
孤独に耐えれば、無駄な労力は要らない。
楽に…なれる?

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「正直(まっすぐ)に生きてゆくのは
 なんとなく難しい だからひとつだけ

 大好きな人に大好きと言える 強さを持っていたい
 笑顔が揺れる 素直な太陽の花(ひまわり)のように輝きながら」

(奥井雅美『太陽の花』から)

自分を見失いそうな今、ふと立ち止まってみる。
今まで自分の我侭を幾度も通して来たけれど、
自分の道くらい自分で決めたいっていう、必死の抵抗だった。
転校で友達を失うのも、転入で敵を見つけるのも、
外的要因だけに流されないで、自分は自分でいようって思ったから。
他人に嫌われても、自分だけには嫌われたくなかった。

そんな真っ直ぐは、子ども時代にだけ許されるものなのだろうか。
社会という名の緩い鎖は、真綿のように首を絞める。
多分ね、どうでもいいこだわりが多過ぎるんだ。
いざとなったら棄てられるものを、たくさん抱え過ぎているのだ。

その一方で、絶対に棄てられないものだってある。
命を懸けてでも守り抜かなきゃいけないものもある。
それが素直な自分なんじゃないのかな。

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